月間「人事マネジメント」に寄稿させていただきました

株式会社ビジネスパブリッシングが発行する月刊「人事マネジメント」に寄稿させていただきました。

寄稿の内容は以下の通りです。

主題:応募者を増やすHRデータの活用
副題:中途社員、アルバイト・パート領域のWEBリクルーティング

主な内容
〇WEBリクルーティングの基礎
〇WEBリクルーティングのツール
〇現状を整理・要約する分析
〇応募者を増やす分析
〇面接率・採用率を上げる分析
〇採れる採用サイトを作る分析

■データを見る機会が増えた
WEBを活用した人材募集が主流になったことで、募集~採用に至るまでのデータ(観測値)を目にする機会が増えてきました。
WEBの求人メディアを利用すれば、「前回の募集はページビュー数(PV数)が1,000、応募ページへの遷移は100、応募数は20でした。歩留まりは・・・」といったデータを示されたり、採用サイトを運用していればセッション数やサイト滞在時間といったアクセスデータであったり、CMで話題のIndeedを利用していれば広告のクリック数や応募単価などを目にされていると思います。

■もっとデータを活用したい
しかし、こうしたデータを手にしても改善策が思いつかなかったり、改善策を示されても“何となく”疑問を感じたりしている読者の方も多いのではないでしょうか?
その原因は、そもそも見るべきデータが間違っていたり、データの分析手法が割り算だけだったりしているからです。
本書は、こうした「手元にあるデータを活用したい」「他社がどのような分析を行っているか知りたい」「採用戦略のエビデンスとなるデータが欲しい」と考える人事・採用担当者を想定して執筆しました。

■数学の知識は必要なし
とはいえ、今から統計分析に必要な数学を学ぶのはおっくうですし、時間的な余裕もないと思います。そもそも大量のデータを人間が手計算していては日が暮れるどころか、一生かかっても答えが出せないなんてことも考えられます。従って、面倒な計算は統計ソフト(無料で活用できる「R」)に任せて、私たちは入口の「HRデータの作成」と、出口の「分析結果」だけを理解しておけば良いのです。このように書くと数学や統計の先生からお叱りを受けるので、データ分析と併せて数理的な理解も押さえてくださいと補足しておきます。

■採用実務が変わる
HRデータは、大きく分けると2つに分類できます。1つは、求人メディアのPV数や採用サイトのセッション数など、メディアを計測したデータです。これらは取得も簡単で、データの意味も分かりやすいと思います。もう1つは、応募者1人ひとりのデータです。採用サイトのどのページを見たか、何回目の訪問で応募したかといったWEBの行動と、面接の有無や採用の合否などリアルの情報を融合します。こちらは少し難易度が上がりますが、こうしたデータを週や月の単位でコツコツとExcel(csv)に蓄積していきます。

■採用会議が変わる
「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています」これは、大リーグのイチロー選手の言葉です。ご存知の方も多いかもしれません。WEBと統計学を活用した「WEBリクルーティング」もこの言葉通りで、コツコツと蓄積したデータが、やがて自社の採用力を高める礎となります。オープニングスタッフの応募数を予測したり、採用率が高い募集経路を発見したり、採用ターゲットの仕事選びの基準が把握できたりするので、何をすれば応募者が増えるか、どこに予算をかければよいかを「数値」で判断できるようになります。こうしたデータを用いた採用会議が増えてきています。貴社でもデータ活用を始めてみませんか。

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